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「どうしたのグスタフ」
「どうやら野良ゾイドの大群が来たらしい。多分地球と重なったことの影響だろう」
「数はどれくらいなんですか」
「エレファンダーが20機程度にサーベルタイガーが10機、少数だがシールドライガーまでいるらしい。他にもいるようだ。こんなことは初めてだ。普通は野良ゾイドが共闘なんてことはありえない」
「ここには50機いるけど相手にはサーベルタイガーなんかの高速ゾイドもいるしかなり厳しいんじゃ…」
画面上にうつる砂埃を巻き上げ猛進してくる大群に皆釘付けになっていた
「もしかしてかなりやばい状況なんですか。」
「あぁ、はっきり言ってかなりあぶない。だが君はまだ出撃しなくていい。入隊自体していないし、なんといっても未熟だ」
グスタフは愛機の元へ歩き始め、歩きながら話している
「俺は戦いたいです」
早歩きなグスタフを小走りで追いかけつつ焦ったように言った
「なんと言おうとだめなものはだめだ。この戦いはかなり激しくなるだろう。君が狙われたときに助けてやれないかもしれない。」
グスタフはシールドライガーに乗り込みつつハレルヤの出撃を制すべく一括した
《全機発進してください》
「ミーシャ、私に何かあったときはハレルヤ君をたのむ」
ウィイイイイイン
シールドライガーのハッチを閉めつつ言葉をのこす
「分かったわ」
ミーシャはとても小さな声で頷いた
キュイイイイイイイン
ズドオン ズドオン ズドオン
シールドライガーが発進した…
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