スカイ共和国

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砂漠から数十分……ここは先ほどいた砂漠からグスタフ中佐に連れられてやってきたスカイ共和国の基地である 「おかえりなさいグスタフ」 「ただいまミーシャ」 ミーシャと呼ばれたその女性はピンクブロンドのロングストレートの髪で色白のいわゆる美人であった 「あらっ、その可愛らしい男の子は誰かしら」 「あぁ、この子はさっき見つけたハレルヤ君だ。私が倒したモルガに乗って一緒に帰ってきた」 「へぇー。こんにちは。初めましてハレルヤくんっ」 「こっこんにちは。はっハレルヤと言います。初めまして…」 ハレルヤはミーシャのあまりの美貌に頬を赤らめ俯きながら挨拶した 「ミーシャです。よろしくねっ」 「はっはい。こちらこそよろしくお願いしますっ」 握手しようと出された手に両手で握り返すハレルヤであった 「それよりゾイドを操ってここまで来たなんてすごいわね」 「ああ、私が操縦方法を教えたらすぐに操縦出来たんだ。なかなかの腕前だぞ」 ミーシャはグスタフの嬉しそうな話し方からハレルヤの才能はなかなかのものだと読みとっていた 「そうだ、ハレルヤ君には話さないといけないことがある。詳しく話すとちょっと長くなるがいいかな」 「はい…なんですか」 「まず最初に今、私達がたっているこの星は君たち地球人が暮らしていた地球と私達ゾイド人が暮らしていた惑星Ziのふたつの星が重なり合って出来た新しい星らしい」 「そんな…」 ハレルヤはとんでもない事実に驚きと不安が隠せずにいたがグスタフは話を続ける 「惑星Ziのとある研究所で宇宙について調査していたのだが、そこで別次元にもうひとつ宇宙があることが分かったのだ。それが今の調査じゃひとつしか見当たらない。確信はないがふたつの宇宙空間内のまったく同じ場所に地球と惑星Ziがあったのだろう、それで宇宙が重なった時にたまたま重なってしまったと考えるのが妥当だろう。どうして宇宙が重なったのかは分からないんだがね。ハレルヤ君も見ただろう、君たちの地球にあった建物が点々とあったのを」
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