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アルス「それじゃあ、まずレーベの町へ行きますか…」
( ^ω^)「わかったお」
アルス一行はアリアハンをから出た
出て見えたのは広大な草原でポカポカとした日差しが差し込んでくる
木々が生い茂っておりそこから鳥の囀りが聞える
アルスはとてもじゃないが世界が危険な状態とは思えないと感じていた
だがその油断は死へと繋がる 父と同じ末路は辿らない
これがアルスにできる父親への手向けだから……
アルスは足を進めた
するといきなり阿部が口を開いた
阿部高和「…くるぞ!」
アルス「え…」
ズシャ
アルスは奇襲してきたおおがらすの攻撃をもろに受けてしまった
アルス「…ッ!!」
( ^ω^)「大丈夫かお!?」
アルスが痛がっていると阿部が手を翳しこう言った
阿部高和「さがってろ」
グシャ
阿部は高く飛び上がり浮いているおおがらすの首あたりに回し蹴りをかました
おおがらすはその一撃で飛行をやめ、地面へと叩き付けられた
ξ゚⊿゚)ξ「すごい……」
( ^ω^)「俺がでる余裕さえもなかったお………」
アルス「……………」
皆があっけにとられてると阿部が口開いた
阿部高和「………アルス…お前ヤル気ないのか?」
アルス「!!」
阿部高和「あんな攻撃くらい防げないとやっていけないぞ?まぁお前の場合は防げただろうけどよ。」
そう。さっきの攻撃くらいならアルスは簡単に防げる……つまりアルスの心の油断から生まれた隙。それをつかれたのだ。
アルス「…………」
阿部高和「だんまりか。旅は遊びじゃないんだ。ましてや魔王を倒す旅だぞ?命の取り合いをするんだ。他の奴らは大体心得てるはずだ」
ブーンとツンデレが黙って頷く
阿部高和「ともかく、お前にやる気がないならお前だけ置いて行く。」
アルス「……やりますよ。いや、やってやるよ!!僕…いや、俺は魔王を倒すんだッ!!そして阿部さんみたいに強くなってやる!!」
アルスの目はさっきと別人の様に光り、本当の男という物の目だった
阿部高和「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。だけど俺でも魔王は倒せないぜ?」
アルス「だから………一緒に強くなりましょう!!」
阿部高和「………よし、いいだろう。」
( ^ω^)「ブーンは最初からその気だお」
ξ゚⊿゚)ξ「つーかなんで最初からこんなてこずってんのよ?これじゃいつまでたっても終わらないわ。はやく行きましょ!」
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