田口災難篇

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(田口さいど。) 亀からのいきなりの着信。 普段あんまり電話とかかかってこないから、珍しいなぁ…。なんて思いながら電話に出た。 「もしもし?亀?」 『やめろって、じん!っあ』 『止めるわけねぇじゃん。田口にでも聞かせてやれば?そのエっロい声』 電話口に耳をあてれば、亀と赤西くんのそんな声が聞こえて、多分それの最中。車が通る音がするし…もしかしたら車の中? 「おーい、亀」 『ゃあ!じんっ…や、めっ…ぁ』 『かーめ、そんな大きい声出したら田口に聞こえちゃうよ?』 『や…っ!それ、っも…ゃあっ』 『いいの?かめ、田口に聞こえてるよ?ココのエロい音も』 『やぁあ…っ!たぐ、っち…聞かな、っぃ…で、ぇっ!あ、やぁ』 かめに俺の声は届かないみたい。電話口からは亀のあえぎ声と濡れた音。 あーぁ、赤西くんってやっぱりこんななんだ、なんて思いながら電話を切った。 ────次の日。 「亀、声かわいかったよ」 「…っ」 「は、田口おめぇ聞いてんじゃねぇよ」 俺が一緒に楽屋に入ってきた赤西くんと亀に声をかければ、赤西くんにそんなこと言われて。(俺っていつもそんな感じ。) 「え、だって赤西くんがかけてきたんじゃん」 「耳塞いどくとかしろよ。この腹黒ムッツリオタク」 「えー、ひどいよ、赤西くん」 ほら、俺の言ったことなんて聞いちゃいない赤西くんは亀に向き直って言った。 (赤西くんには絶対亀以外見えてないんだよね。) 「…かめも。」 「…え?」 「あんな声聞かしてんじゃねぇよ」 「…は?だってお前が、」 「言い訳すんじゃねぇよ、こっち」 あーあ。ご愁傷様。 亀は赤西くんに連れて行かれました。(多分ヤるんだよ。) 俺も、今夜は聖をいじめよう。 ───────────── 細かいとこは知らん← どう虐められてたとか、そんなことは書いてたらキリがない! かめラジ聞いてたら田口いきなり出てきたから、赤西嫉妬してかめヤっちゃうてのを思いついただけ(^p^)❤ .
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