1515人が本棚に入れています
本棚に追加
/725ページ
夢の話しを、月丸にどう切り出そうか?と、白雪があれやこれや思案しているうちに……。
月丸は白い着物をサラリと脱いだ。
その容姿からは想像出来なかった、細く滑らかだが鍛えられ引き締まった体が現れた。
脱いだ着物は生きてでもいるかのように、スルスルとキチンと折り畳まれた。
『殿~♪これが、月丸にございます~♪
殿がご所望とあらば、コレも外しますゆえ~♪』
褌一丁で仁王立ちになり、ニコニコと微笑んでみたが白雪は考え込んだまま動こうともせず……。
「……」
『殿~?目を開いたまま、眠っておられますか?
それでは、それがしがお着物を脱がして差し上げまする~♪』
最初のコメントを投稿しよう!