1.眠り姫と小姓

4/21
前へ
/725ページ
次へ
 ビクッと跳ね上がりハッと目を覚ますと、目の前には……目の前には……。 「何で兄貴が、触れなんばかりに迫ってるんだ~!?」 「何でって?それは、僕がお医者さんだからだよ~♪ そして、可愛い夏ちゃんの寝顔を他の奴らから死守する為に……♪」 「離れろ!このぉ変態医者め!」 口を「ン~チュ~♪」の字に突き出して抱きつこうとする緑色の瞳の銀縁メガネの変態に、思いっきり蹴りを入れるサラサラポニーテールの少年は? 「……ゲッ!なぜにポニーテール?」
/725ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1517人が本棚に入れています
本棚に追加