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先生…!
行かないで!
私はもうここにいるよ…
生きてるよ…!
望美は遠ざかって行く背中をひたすら追いかけて、手を伸ばす。
でも、届かない。
もどかしくて涙が零れた。
ドスッ―…
……え…?
深く、深く、胸元に刺さる矢。
どうして…?!
嫌…嫌よ…こんなの…
先生…
先生ぇ―……
望美の視界は、赤く染まった。
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