11人が本棚に入れています
本棚に追加
光司郎めがけて飛びかかってくる、無数の改造人間たち、たくさんの刃物で、身体を切りきざまれ、ところどころから血が吹き出していた。しかし、彼は太陽神ルーの力を試してみた。
するとどうだろう、身体中の傷はみるみる治っていき、彼はまだ戦える気がしてきた。
「いっくぞぉおおおおおおおお!」
背骨を引き抜いた次の瞬間、異変が起きた。
普段なら出刃包丁に変形した背骨だが、今回は伸び、槍になった。
「これはーーー」
(太陽神ルーが使っていた槍、ヴリューナクだ。さぁ、戦うんだ。)
光司郎は槍を握り、適当に振り回し、敵を寄せ付けなくした。そして一人、隙を見せた敵に、槍を突き立てようとした………。
「だめーっ!」
百が大声で叫び、彼の動きは止まった。
「………そうか、彼らは人間、いったいなにが………!?」
「その答えは、ヴィシュヌ新潟基地建設予定地に行けばわかるよ。」
いつの間にか天摩皇がいた。汗をかき、息は荒く、とても苦しそうだ。
「こいつらは俺が引き受けるから、君たちは早く行け!」
「わかった!」
最初のコメントを投稿しよう!