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しばらくして、家に一人の鬼が来た。
「お嬢!お届け物を持ってきやしたぜ?」
全身真っ黒で、大柄な青年が立っていた。
「おぉ、羅刹さんだ。」
「誰ですかこの人?」
「ああ、うちのおとっちゃんの部下の人で、羅刹さんだよ。」
「お嬢の学校の準備、しときましたよ?あと、光司郎さん?」
「はい?なんでしょうか?」
この直後、羅刹の目の色が変わった。
「………光司郎さん、どうかお気をつけて………。」
「あ、はい。って、えぇー!?」
状況が理解できなかった。
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