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天摩皇の旅立ち………。
ここは、我々の暮らす世界とはかけ離れた次元………。
その片隅にある惑星の、どこかにある塔の頂上にて、全身に刺青を入れた、青い髪、赤い目、触角のような髪型に、黒い翼を生やした青年が、球体に無数に生えたイカのような足、コウモリの翼の怪物と戦っていた………。
「あんたもしつこいな………。」
「(わたしは、貴様の願いを叶えてやるというのに、なぜ拒む?)」
とても人間には分からない言葉で球体は喋った。
「俺は、アザゼルじゃないし、今は彼もそれを望んでない!」
彼は、身体中の刺青を黒く光らせ、威嚇した。
「(なんなんだ貴様は!?)」
普通なら、通りすがりの仮面ラ●ダーだ!と答えるべきだが、彼の答えはこうだった。
「俺は太陽の子!仮面ライ●ーBLA●K RX!」
やはり、パロディではあった。
「(ならば、貴様を永遠に葬ってやろう。)」
球体は、翼を広げ、高らかに叫んだ。
すると、空間に穴が開き、刺青の男は吸い込まれた。
「ぐっ、仕方ない………。神のいる世界へ……!」
刺青の男は消えた……。
「アザエルさん!?」
遠くから見ていた少女がいた………。
「ここが、神の世界なのか!?なんだ、この汚い空気は!それに、太陽の光が強すぎる……!」
刺青の男は戸惑っている………。
その時、球体が遠くから見ていた。
「(かの天摩皇も終わりだな。)」
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