8人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女はsheじゃなくてGirlfriend
「男が少女を性的な意味で好きになったらキモいと思うの。でもさ、少女が少女を好きになったらあんまりキモくないじゃない。むしろ純粋、みたいな」
…俺の彼女(16)はこう語る。
もう頭のネジが一本ないんじゃね?とかボルトゆるんでるよな、とかそういうレベルじゃぁないのは見ての通りである。
「…なんか言ってよ」
求められる答え。
もう訳が分からない。
高校入試の日に偶然彼女を見て、一目惚れ。それから一年ちょっとの間ずっと好きだった存在に告白したのが先週。
そしてオッケーもらったのが六日前。
そしてそして、ちょっと幼い顔をした彼女が重度のロリコンだと知ったのが三日前。
そしてそしてそして、女がロリコンなのはべつにおかしくないよとか言いだしたのが昨日。
そして今日―――――――――
「百瀬、俺のこと、好き?」
「えっ、好きだよ。少女のつぎに」
――――――こうなった。
最初のコメントを投稿しよう!