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  《松下亜希》  Eメールだ。  亜希とは、私の親友。てか、名前が真樹と似てて、言い間違える時があるのは、内緒だ。 「もう何よ…こんな朝っぱらから」  メールを開いた。 そういえば、こんなに山が近いのに、電波良いな…。  メールに視線を落とした。 【ヤッホー!! どう? そっちは(^O^)/ あたしぃは 海で バカンス中~\(^ー^)ゞ 良いだろぉww良いだろぉww 】  添付付きだった。  めんどくさい中、開いてみると、砂浜にどんと真ん中で水着姿の亜希がピースをしてる写真だった。  千尋は、渋々、返信。 【Re:ヤッホー!! はいはい。 こちとら、涼しい山の中ですよ~だ(¬з¬)こっちの方が涼しいですよ~だ← あ、お土産よろしくう~(^O^)/】  その辺の屋根裏部屋を写メって送信した。  そして千尋は、力尽きるように布団に俯せに倒れた。 《~~♪~♪♪~♪》 携帯が小さく鳴り始めた。
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