4人が本棚に入れています
本棚に追加
朝、目覚まし時計によって叩き起こされた稀珠千尋(ケタマチヒロ)は、眠く辛い精神の中で、布団から起き上がった。
今日は、土曜日。休みだ。いや、別に夏休みだから、関係ない。
「・・・あぁもう・・・また目覚まし時計のセットに触ってる」
そうブツブツと、時計を睨んだ。
時計は、朝7時を指していた。
目覚まし時計に起こされて、良いんだか、悪いんだか。でも、寝てる間に触ってるのだろう。いや、しかし、布団から離れてる。触る筈がない。
「……うぅ。まぁいいや、二度寝二度寝」
そう言って、また千尋は布団の中へと潜った。
最初のコメントを投稿しよう!