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「いや何って―」 《ピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッ....》  千尋は、びくついた。  持っていた箸が落とす。 「あ、私のだ」  真樹が言った。 「止めてきて」 「はぁい」  時計の音は、微かな音でも確かにアラーム音は主を起こそうとはっきりと鳴り響いていた。 《ピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッピピピッ....》  真樹は部屋から出ていった。  千尋は、掴む力がない。  しばらくして、音が止んだ。そして、足音と共に真樹は帰ってきた。  席に着く。 「うぅん…セットした覚えないんだけどな…?」  ふと、真樹がそんな事を呟いたのが、聞こえた。
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