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亘「どうしたの?」
村「ぁ、あのさ…亘、今、幸せ?」
何、聞いてんの…俺。
亘「ぅん、めちゃくちゃ幸せ!村上も結婚した方がいいょ」
無邪気に笑って言った亘。
その笑顔を歪めちゃいけないと思った。
村「そぅ、だな…亘、お幸せに…」
こう言うのが精一杯だった。気を抜くと、涙が止まらなくなりそうで…。
亘「いきなりだね…村上の口から初めて聞いたょ、お祝いの言葉…ありがとう、じゃ、また明日…」
そう言うと、亘は帰っていった。
村「何、考えてんだろ…俺…ハハ…」
満月の夜、俺は1人で家へ帰った。
頬が冷たいや…。
(輝いた雫、溢れて、止まる事を知らず...)
-FIN-
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