お題:桃がブランコ

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「桃ッ!大丈夫か!?」 心配そうな浦くんの声がして、体を起こされた。 砂だらけで、体中がズキズキする。 「あははは~ッ!」 急に吹き出した僕に浦くんは驚いている。 「怖かったけど浦くんがいたから、思いっきり飛べたよ。」 僕の言葉に浦くんは安心した顔を見せた。 「桃、鼻血出てる」 浦くんは僕の血を手で拭うと、仕方ねーなと言って笑った。 「よし、次の勝負行くか!」 「え~、休憩したいよ~」 僕の言葉に、浦くんは立ち上がり、ニコっと笑う。 「次はなァ…、ザ・早食い勝負だ!もう準備は出来ている」 ポケットからアイスの当たり棒を二本出した浦くんを見て、僕もにっこり笑った。 「普通にアイス食べに行こうって言えばいいのに。」 聞こえないように小さく呟くと、僕たちはかけっこをしながら公園を出た。 作/名前どうしよ おわり
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