プロローグ

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母さんの存在は 小さくなり やがて 必ずいつか消え果てる 私は消える瞬間に 1人で立ち会わなければいけない。 一番初めの目撃者となり 一番最後に泣く人間になるだろうね。 いや、泣けないかも知れない。 ねえ、いつまで私を 1人にするつもりでしたか。 一生なら、 初めから一生だと 教えてくれればよかったのに。
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