発狂

7/7
前へ
/165ページ
次へ
とりあえず、実家の 玄関先に寝かすと 父は車を止めて玄関先に来た。 「優ちゃんはこっちに居てね。 パパは、こっちにね。」 婆ちゃんに言われて、私と 妹は別室に行かされた。 大人だけ広間にいき、 話をしていたらしかった。 空白過ぎる時間だった。 ただ心の中で泣くしかなかった。 当時、私は7歳。 妹は、4歳だった。 怖い、でも7歳ながらも、 妹を不安にさせてはいけない そう思っていた。
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

928人が本棚に入れています
本棚に追加