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「はあー…。」
朝から
大きな溜め息しか出ない。
それはいつものことだった。
私、西本 亜美。
高校二年生♪
華の女子高生のはずなのにー…
「きゃーーーー///
亜美さまあーーー//」
「今日もかっこいいッ//」
「王子ーーーー//」
女子の黄色い声が
いつものように聞こえる。
亜「はあー…。」
私はまた溜め息をついた。
私のあだ名は
“学園の王子”だった。
身長も高く、
髪も短くて、
男らしく、
とにかくカッコいい…らしい。
正直…あだ名が
“学園の王子”なんて嫌だー!!
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