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聡「えっと…西本さん? よろしくねッ☆」 村上君は またニコッと笑ってそう言った。 本日三度目の笑顔。 なあんか“偽”っぽい。 そう思えば思うほど、 その笑顔が不自然に見えた。 亜「うん。よろしく。」 私はそう返事すると、 由紀の方を向いた。  ボソッ 亜「ねえ…由紀? あの笑顔さ、 何か心から笑ってない… って感じしない?」 由「そんなコトないんじゃない?」 由紀がそう言うから 私の気のせいかなと思った。 でもー… 心から笑ってないよ。 そう思ってる自分がいた。 あまり気にしなかっけど。 .
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