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「ただいまっ!」
アイスを買いに行かされていた秋那が帰ってきた。
両手にはもちろん、アイスが入った袋。この様子じゃ足でドア開けたな、秋那。
でも良かった。これで会長に絡まれることもさっきよりは少なくなるだろう。
「で、お前ら仕事はしてたのか……?」
秋那のお説教が始まるけどね。一番真面目な人だから、仕方ない。会長が会長だし。……会長が真面目なとこを想像すると怖いんだよね。
「俺と藍兎はしてました。未羅はそこで遊んでます」
騒がしい中、残りの役員――庶務の未羅くんはパズルに夢中になっていた。うん、物凄い集中力だね。
当の会長は……。
「当たり前だ。BLという名の恋についてだな……」
なんとも苦しい言い訳をしてた。もう少しまともな嘘はつけないのかね。良いことなのか悪いことのか……。
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