腐女子な会長様

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  「してねぇじゃねぇか!俺が居ない間に、こんなモン読みやがって!!」   そう言った秋那の手には、会長の同人誌が握られていた。そう……会長の命の次に、いや、下手すれば命よりも大事な同人誌が。   名前長いし、ただの同人誌でいいよね。   「あぁ……っ」   「あぁ……っじゃねぇ!お前はアイス無しだからな!!藍兎と優と未羅は食っていいぞ」   秋那の、会長の真似をした声がどっかのツボに入ったのか、会長は一人妄想の世界へと旅立って行った。 そのままずっと、妄想の世界に居てくれても構わないんだけど。   「わーいっ!秋くんありがとーっ」   なんて言いながらアイスを頬張る未羅くん。その後ろには、何時の間にか完成していたパズルが見える。260ピースだよ、260。よくあんな細かいのやる気出るよね。 僕は無理だな。    
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