腐女子な会長様

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  なーんて思いながら僕も有り難くアイスを食べていたら、ふと気になってたことを思いだした。 何でアイスで思い出したのか、僕にも不思議だけど。    「僕ずっと気になってたんだけどさ、何で僕たち生徒会役員に指名されたわけ?」   この学園は生徒会長が他の生徒会役員を決めていいことになっている。どうも、会長とのチームワークがとれるからとか何とか……という理由らしい。   で、何故か僕も会長から指名された。 会長と秋那は二年だからいいとして、僕らは一年なのに。 楽しいし、仕事も楽だからいいんだけどさ。   「言わなかったか?」   「ぬあっ!」   背後からニョキッと登場した会長にびびったらしい秋那は、凄く間抜けな声を出した。 案外、こういう系が苦手だったりして……。   知らぬ間に妄想の世界から戻ってきていた会長は、アイスを食べながら勝手に理由を話しだしてくれた。 あれ、アイス食べるなとか言われてなかったっけ……。  
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