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「相変わらず可愛いこたちだね、ふふ」
啓司は立ち上がると窓の外をみて、眉間に皺を寄せる
「・・今にも雨がふりそうだね、そして大気がふるえている、どうやら予言が現実になりそうだな・・。
カルマよ」
啓司はお茶をいれまた啜る。
「ぜはーぜはー!!」
神楽坂高校の校門でいきをたえだえにしながら勝利の腕をかかげている蒼
「ちきしょーが!!なんで平穏無事の生活が約束されないんだ!!わざわざ不良に見つからないように遠い高校狙ってんのによ!!」
返り血を浴びながら猛る蒼はどこからどうみても不良の頭にしか見えない。
「平穏をくれー!!!」
叫ぶと同時に頭に声が響いた!!
運命を切り開く
碧き獅子---
「あん?」
突如聞こえた声に
まわりを見渡す。
運命の落とし子
蒼き剣帝の血脈を
継ぎし少年よ
突然蒼の体が発光した!!
「ちょっ!!」
何かを言う前に蒼の姿は
消失した!!
破滅を消滅せし
唯一の力を持ちし
異界の王よーー
その異形の力を持ちて
我らを救いたまえ・・・
「・・一体何のどっきりですかー!!このやろー!!」
校庭に担任のむなしいつっこみが放送で流れた!!
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