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ご飯を食べたら軽く食後の運動に、亨の飼ってるわんちゃんの散歩に2人でいく。
「マーブルっ。」
ワンッとほえながら、マーブルが私に飛び付いてくる。
「愛瑠に本当懐いてるよな。」
私達は笑いながら、近くのサイクリングロードを散歩する。
「あら~白鷺さん。おはようございます~。奥さんも~相変わらず仲がいいのね~。」
「おはようございます。」
「あらっマーブルちゃん、今日も2人におそと連れてきてもらっていいわねぇ~~。」
「ワンッ」
私は微笑んで会釈する。
サイクリングロードは、家の近くの住人さんがわりと利用していて、毎日のように一緒にいる私達を見て、結婚したと勘違いしている住人も少なくない。
私も否定はしない。
弁解するのは面倒だし、事実、毎日朝は亨と一緒にいるのだから。
「だいぶ私も亨の妻らしくなったよね~」
「だから、嫁に来いって。プロポーズならいつでもできるんだけど。」
「もう覚悟できてんの……。」
私はただ亨を見ていた。
亨の家に帰って、ようやく私達は眠りに落ちる。
亨のベットは広い。
「睡眠は大事」
彼のモットーらしい。
「愛瑠、起きな。」
彼の腕の中はとても気持ち良くって、つい寝坊してしまう。
「ん……?」
「もうすぐ12時だから。」
「あ…うん。」
でも12時は亨と別れの時間。
昼ご飯を仲良く食べて、私は家を出る。
「もう少し寝てから、仕事いってね?」
「わかってるって……。じゃあまた3時な。」
彼はまた私にキスをして、ドアが閉まった。
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