*Ⅰ 『愛してる』‐愛と勇気と近親相姦‐

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  『にぃに、一緒に寝よ?』 小さい頃から優治は甘えたで、僕にべったりだった。 何度断ってもしつこくて、いつも僕が折れていた気がする。 いつの頃からだろうか。 こいつを、優治を兄弟として見ることが出来なくなったのは…。 「いいよ、おいで。」 僕はいつも通り、優治をベッドの中へと招き入れた。 最初は何度も拒んだのだが、優治は諦めようとしなかった。僕は仕方なく折れ、その日からはほぼ毎日のように僕の隣で寝ている。 「ん…、にぃに大好き…」 可愛い寝顔。むにゃむにゃと寝言を言いながら、気持ち良さそうに眠っていた。 僕はその顔を眺めながら頭を撫でて、眠りにつく。これが、僕の日課になっていた。  
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