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入ってみようかな…アイヴィグはそう思った。
「あの~、いいですか~?」
美人で色白な女性が話しかけてきた。黒い革のコートを着て、ブーツを履いていた。
「どうぞ。」
アイヴィグはそう言いながらも、美人で色白の相手に見とれていた。
「私、“時計観覧車”に乗ろうと思っているんです。貴方もそんな感じがしたから、一緒に行こうと思って。」
「そうなんですか。美人で体型(スタイル)抜群なのに…死んじゃうなんて……」
アイヴィグがつぶやいて言うと、美人は悲しそうに微笑んだだけだった。
「美人じゃないんですけどね…。皆からよく言われます“美人”って。あ、もうすぐ3時ですね、行きます?」
美人は手に持っていたコップを捨て、立ち上がった。
「行きましょう。」
アイヴィグもコップを捨て、立ち上がった。
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