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君は僕にいろんなものをくれた。
どんなに辛い時でも我慢し、笑顔で耐える我慢強さ。
相手の人に対する、毎日の優しさ。
そして、キスを僕にくれた。
なのに"愛"に慣れてきた僕は、君の優しい嘘も当たり前になって、僕はただわがままに、一人君を、置き去りにしたんだ。
帰ると、彼女は涙をこらえて、
「嫌い……嘘、大好き」
ってキスをしてくれた。
僕は後悔と自分への失望感で号泣して彼女をそっと抱いた。
「ごめん…ホントに…」
「全然いいよ…」
「いつも隣にいるからね。」
彼女はそっと、僕を抱きしめてくれた。
そんな仲のいい日々がそう長く続く訳も無かった。
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