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「はい、¨あれ¨だよ♪」
手渡されたのは
依頼人の顔写真と情報
まあ今は¨依頼人¨
ではく¨ターゲット¨だが
「さすがだな」
ぽつりと呟く
「わけないよ。」
ニコッと瑞季が微笑む
背筋が寒くなるような笑い方だ
「なんか喋っちゃいそうな顔してたからねー。
ちょっと注意して見といたんだ。
そしたら陸からメールきたし。
ビンゴ!ってわけ☆」
「ふーん。で?金は?」
「一応振り込まれてたよ。
約束が違うとか言って後で
取り返すつもりだったんじゃない?」
「なるほどね、、、で、瑞季
お前ちゃんと言ったんだよな?」
「もちろん。他言は禁止
破ったら地獄だよ♪って
忠告しといたげたんだけどね。
残念だわー。」
そう言う瑞季は
どこか楽しそうだった。
「じゃ行ってくるわ。」
「えー!!もう夜遅いし、、
明日学校だよ?」
「30分で終わるよ」
資料全てを頭に入れて
立ち上がった。
「ふーん。ま、いっか
いってらっしゃい♪」
「おう。あ、瑞季
俺の宿題もよろしくー。」
「は?ちょっ!陸!
それが目的だったんだ!!」
瑞季の言葉を全て聞く前に扉を閉めた。
イメージは完璧だ。
さあ行こう、、、。
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