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「…………ないか?」
(このままじゃダメだって事は、わかってるんだけどね。)
「妃芽?
俺の話聞いてた?」
(いけない、いけない。
自分の中で考え過ぎて、何も聞いてなかった。)
「あっ、ごめん。
ちょっと考え事してた。
何だっけ?」
「だから、俺達、一緒に暮らさないか?」
「えっ…?」
(今何て言ったの?)
「だ・か・ら、一緒に暮らさないか?」
その時のアタシは、亮の一言に舞い上がってしまい、何も考えてなかった。
「うん、一緒に住みたい!」
アタシは亮に、本当の自分を見せてない事を忘れて即答していた。
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