第1章

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「大体から、美和子 あんた 昨晩 何時頃寝たの?」 アヤは、気が強いのか 口調も強い 口喧嘩には 勝てる気がしない。 「確か……2時くらいだったと思うけど」 私は、一欠伸かいた。 「あんたねぇ……16歳という いい 若者が そんな 夜更かし してどうするのよ!」 どうするって…… どうもしないけど 「10代の肌なんだからもっと大事にしなさいよ!肌荒れの原因になるでしょ!」 他人の肌についてこんなにも熱く語る少女はすごいものを感じる気がする。 「けど、ビワちゃん 肌は綺麗だし 色は白いよね」 私の席に近寄りながら知子が言う。 「そう? 私は普通だと思うけど」 だって、肌の手入れなんて全然してないんだもの。  
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