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「この 青白い できもの一つない顔が羨ましいんだけど……」
なんて微妙な誉めかたするんだと アヤに言い返したいところだったが ちょうど チャイムが鳴り始めたので やめといた。
そして、10分休みは、長くて短いなと思いながら 私の寝不足との戦いが始まった。
4時間目の授業中3回目の欠伸をしたところで、
昼休みになり、アヤと知子が弁当箱を手に持ちながら私の席までやってきた。
「美和子 授業中ちゃんと起きてたでしょうね?」
はぁ……とため息をつき私は言う。
「私が授業中はちゃんと授業受けるのは わかってるでしょ? 流石に授業中は寝ないからね」
「はいはい わかってますよ とりあえずお弁当食べようよ」
そんなアヤに私は、自分から言っといてそれはないだろう……とつい思わされてしまう。
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