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憎
手首からの出血 そんなのいつものことだけど
俺は何故こんなことしてるのだろう
たまにそんな事思う
俺が何した?
それすら解らず
それでも手首を切り続ける
俺の前の女 そいつがやってたこの行為
ある時目撃してしまった
血まみれのお前を
俺は動く事すら出来ず
失った一つの命
それを抱えているのだろうか
以後始めたこの行為
あいつはもう世に存在しない
短かった宿命
俺はお前の為に生きてやる
失ったお前の命の分迄
俺は充分に世を感じて
それから逝ってやる
憎ったらしいお前の元に
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