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じいさんは涙を流しながらシロを畑に埋め、肥料にしました。
一年後、畑には一本の桜の木が生えていました。
じいさんはシロの生まれ変わりとたいそう大切に育て、毎日コツコツと幹に指付きをしていました。
更に二年後、じいさんは木を掘っていました。
指付きで長年かけ出来た穴を貪るじいさんの横を、松風に乗ったお殿様が通った時、桜の中に白い花が咲きました。
めでたし
めでたし
……中身が無いなぁ
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