第一章  桃子出生秘話

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そしてあろうことか桃は放物線を描き、今ちょうどいい火になろうとしているいろりの中に落ちてしまった。 『あちちちち‼‼‼‼』 すると桃は真っ二つに割れ、中から三才ぐらいの小さな女の子が出てきた。 まあ、昔風に言うなら 『いとうつくしうてゐたり』ってなるのかな。まあいいや。 かくして、お爺さんとお婆さんはしばらくの間、桃子とともに暮らすことになったのです。
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