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「おはよ、雄飛」
にこりと笑う、勝ち気そうな少女
雄飛の幼なじみの有本京子である。最近は京子の部活の関係で一緒に登校することは少なくなっていたが、久々の休みの日いつもより遅く家をでた京子は前を歩く幼なじみを見つけ、声をかけたのだ。
「遅いじゃん」
「うん、今日は朝練休みなんだ」
「へー、珍しい。」
雄飛がそういうと京子は嬉しそうに笑った。一緒に登校できるのが嬉しいのだろう。
「ねぇ、今日の小テスト範囲どこだっけ?」
「えー?んっと・・・、53ページ?」
「ちょっとはっきりしてよー」
他愛のない話を続けて二人は学校へむかった。
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