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宣戦布告文にて名言されたディアムル宙域は、タルワヌートとアルアイル両国家間の丁度中間地点に位置し、その宙域に至るにはタルワヌート側からは3つの、アルアイル側からは4つのルートが存在していた。
宙域間が広く、国家間関係が正常だった頃には貿易航路として利用されてきたルートがまずあり、ディアムルはその中間にあたる。
人の住めない小惑星がいくつかあり、宙賊達の格好の住処だった。
他の5つのルート全てがこのディアムル宙域を通過する事になる為、戦場としては申し分ない条件が揃っていた。
中でもバフォート宙域を有するバフォート回廊は、迂回路としては距離が短く、ディアムル宙域への側面へと到達するため戦略的に大きな意味を成す宙域だったのである。
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