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その後、美月は４人の間で取り合いをするように順番に抱かれた。
そんな様子を見て、さやかは目を細めて笑顔になる。
「よかったね、姉ちゃん」
凛はグラスの酒を飲みほしながらさやかに笑顔で言った。
「きっと隆志さんも喜んでるよ」
さやかは笑顔で頷く。
「凛、ありがとうね」
「なにが？」
凛は真っ赤な顔をキョトンとさせて、手酌をしながらさやかを見た。
「凛が言ってくれなかったら、帰ろうって思わなかっただろうから。だから、ありがとう」
凛はニカッと笑って、手をヒラヒラさせた。
「お礼言われることじゃないよ。何回も言ったと思うけど、俺は姉ちゃんの味方だし」
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