未来への贈り物

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「それ聞いたら姉ちゃん喜ぶよ。姉ちゃん、今年で27だよ」 凛の言葉に、陸は驚いた顔になる。 その様子に、凜は楽しそうに笑った。 「姉ちゃんに伝えとくよ」 凛はそう言って絵を片付け始める。 「あっ、片付ける前に見せて」 陸は慌てて凛の横に立った。 「この人がさやかさんの旦那さん?なんか楽しいこと大好きって感じのおもしろそうな人だね」 凛は陸の言葉に笑って言った。 「まさにその通り。昔っから、姉ちゃんと2人で色んなとこ連れ回されたよ」 「あっ!もしかしてこの人が隆志さん?たしかさやかさんの幼なじみの」 「そうそう」 凛は絵を見ながら楽しそうに笑った。
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