未来への贈り物

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「でもさ、さやかさんの誕生日ってことは凛くんが料理しなきゃだね」 陸の言葉に凛はキョトンとした。 「……自分のお祝いに自分で料理作らせるの?」 「あぁぁぁぁぁ!そりゃまずい!」 陸の言葉に凛は絶叫した。 「……凛くん料理できるの?」 陸の質問に凛は首を振った。 それを見て陸はため息をついた。 「ちなみにさやかさんの誕生日っていつ?」 「来週の土曜日……」 凛はがっくりと肩を落としてこたえた。 「どっかご飯食べに行くにもあんまり金ないしなぁ」 凛はそう言って頭をかかえた。
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