未来への贈り物

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それから日がたち、さやかの誕生日当日になった。 「じゃあ打ち合わせがあるから行くけど、美月のことよろしくね」 さやかはグレーのスーツを着て、確認するように言った。 「大丈夫、わかってるよ」 苦笑しながら言う凛に、さやかは手を合わせて言った。 「ありがとう。じゃあ行ってくるね。夕飯には間に合うと思うから」 「だから大丈夫だって。ほら、時間の無駄だから行った行った」 「じゃあ行ってきます」 さやかはそう言って出かけて行ったのは午後2時。 凛はため息をついて携帯を手に取った。
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