未来への贈り物

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それから台所では陸が手際よくケーキをはじめとしたパーティー料理を作った。 対して凛は料理が出来ず、邪魔になるからと台所には立たず美月の面倒を見ていた。 陸がやってきてから3時間弱、さやかが帰ってくる前になんとか料理を作り終えることが出来た。 「なんとか間に合ってよかったよ」 陸はテーブルに料理を並べながら安心したように笑う。 凛も料理を並べるのを手伝いながら、陸の作った料理を見ながら言った。 「ホントに美味そうだなぁ」 まじまじと料理を見つめる凛に、陸は苦笑しながら言った。 「さやかさんが帰ってくるまでつまみ食いしたらダメだからね」 「わかってるって」
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