未来への贈り物

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陸は苦笑して言った。 「じゃあそういう訳で僕は帰るね」 陸はそう言って手早く帰る準備をした。 凛は玄関まで陸を見送る。 「さやかさんにおめでとうございますって言っておいて」 「わかったよ。今日はわざわざ悪かったね」 陸はニッコリ笑って言った。 「料理が僕のプレゼントなんだから、気にしなくていいって。じゃあね」 凛は手を振って帰った陸を見送ると、美月を膝にのせてさやかの帰りを待った。 陸が帰ってから約10分後、インターホンが鳴った。 凛は美月を抱いたまま、ニコニコしながら玄関の扉を開く。
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