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それを聞いたさやかはがっくりと肩を落とした。
「うわぁ……。もうちょっと早く帰ってこれたらよかったのに。……そうだ!凛、白河くんに電話して!」
凛はニッコリ笑って頷いてさやかに携帯を手渡した。
さやかは電話帳の中から陸の名前を見つけると、電話をかけた。
そして3回の呼び出し音の後、陸が電話に出た。
『もしもし、凛くん?どうかしたの?』
「あっ、白河くん?凛の姉のさやかです」
『あっさやかさんですか?誕生日おめでとうございます』
「うん、ありがとう。料理もありがとうね。美味しそうでびっくりしちゃったよ」
さやかは料理に視線を向けて言った。
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