未来への贈り物

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しかしいたはずの場所に凛はいなかった。 「陸はホントにいい奴だよね。1番の親友だよ」 すると、そう言いながら凛は自分の部屋から出てきた。 「それなに?」 さやかは凛が手に持っている物を見て首をかしげた。 「これは、俺の誕生日プレゼント。大きさでわかると思うけど、絵描いたんだ」 さやかは凛からプレゼントを受け取り、嬉しそうに笑って尋ねた。 「ねぇ、見ていい?」 「もちろん」 凛が頷いたのを見て、さやかは包みを外した。
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