冬空の下で

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会場を出るとさやかが凜に向かって言った。 「白河くん双子って聞いてたけど、ホントにソックリだったね」 「話したのは初めてなんだけど、陸の話聞いた限りじゃ性格は全然違うみたいだよ。サッカー部でその道じゃけっこう有名らしいし」 凜の言葉にさやかが感心したように言った。 「そうなんだ。白河くんにはそういうイメージないなぁ」 さやかの言葉に凜は苦笑した。 「陸はあまり運動得意じゃないみたいだね。でも、色々正反対みたいだけど仲がいいって評判だよ」 「兄弟で仲がいいのはいいことだね。ところで、一緒にいた女の子たちは彼女?2人とも可愛かったよね?」
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