大きな右手

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するとそこに隆志の父雄介が帰ってきた。 「ただいま……って凜くんもう来てたのか!?隆志!今すぐ代われ!俺が凜くんと遊ぶんだ!」 そう言って雄介は隆志とコントローラーの取り合いを始めた。 それを見ていた律子はケラケラ笑う。 「それに父親があんなんだからね。隆志がバカでも文句言えないでしょ?」 その問いをさやかは乾いた笑いでごまかした。 その後、5人は笑いの絶えない中で夕食をとった。 夕食を終えれば隆志と雄介がケンカしながら凜と遊んだ。 その様子を律子は指をさして笑い、さやかは苦笑しながら見ていた。
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