笑顔の時間

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「凜くんまで……」 隆志は凜にトドメをさされてがっくり肩を落とした。 さやかはその様子を見て、クスクス笑った。 「ほら、落ち込んでないで。お昼にしようよ」 3人でさやかが作ってきた弁当を食べていると、凜が2人に尋ねた。 「お姉ちゃんと隆志兄ちゃん、なんかあった?なんか前より仲良しだよね?」 「そ、そう?」 「気のせいじゃないか?」 2人が付き合い初めて2週間、恥ずかしさもあってお互い家族には言ってなかった。 そのため、突然凜に言い当てられて焦ってとっさにごまかした。
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