笑顔の時間

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「バレてるのを肯定することになるけどね」 さやかが苦笑すると、隆志はニカッと笑って言った。 「別に悪いことしてるわけじゃないしいいだろ?それにいつか言うことだし、むしろちょうどいいだろ」 さやかは少し考えてから頷いた。 「そうだね。……でもさ、いつも3人だし知らない人にはどう見えてるんだろうね?」 さやかの言葉に、隆志は考えこんで、首をかしげて言った。 「……親子?」 「……わたしたち、まだ高校生だよ?」 「「……………」」 2人は顔を見合わせて沈黙した。 そして同時に笑いだした。
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