笑顔の時間

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「さすがにないか!」 「それより先に兄弟じゃない!?」 ひとしきり笑うとさやかは目にたまった涙を拭って言った。 「でも、お兄ちゃんお姉ちゃんだけじゃなくて、お父さんお母さんになるのもいいかもね」 隆志はニカッと笑って頷いた。 「凜くんカワイイしな。息子でもいいな」 「隆志ってホントに子供好きだよね」 「まぁな。小学校の先生とかなりたいなぁ」 すると、さやかはクスクス笑った。 「じゃあ勉強しないとね」 「……教えてくれないか?マジでなりたいんだけど」 さやかはニッコリ笑って頷いた。 「うん、いいよ」
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